岡本綜合法律事務所の弁護士紹介
おかもと しげふみ
弁護士・税理士 岡本 成史
これまで担当した事件で心に残っている事件は?
ある夏の日に突然電話がありました。「お久しぶりです。覚えておられますか?」その方は10年以上前に、私が大阪で活動していた当時の依頼者の方でした。
ずいぶん前に顧問税理士に遺言を作成してもらったが、本当にこれで良いのか心配で、遺言を一から作り直したいので大阪に来て欲しいとのことでした。
その方は手広く事業をされており、いろんな弁護士とお付き合いがある方でしたので、初回の相談時に「どうして、わざわざ福岡を中心に活動している私に依頼されるのですか?」と質問したところ、以前に私が担当させていただいた事件のことを滔滔と語り出されました。その案件は、その方も所属されていた経済団体の、ボス的存在である事業者との争いであったため、会合に出席しても皆から無視され、あるいは敵視され、辛い日々を送っていたことを話されました。しかし、(私自身は意識していませんでしたが)熱心かつ丁寧な弁護活動が心の支えになっており、そして結果としてその方の主張が認められる判決となったため、名誉が回復されて、その後、再び経済団体でも堂々と活動できるようになったとのことでした。その方はお話の最後に「自分の人生の最後を託せるのは、あんたしかおらん。」とおっしゃいました。これまでの弁護士人生でもっとも心が震える瞬間でした。
その後、複数回の打ち合わせを経て、公正証書遺言を作成しました。その方も非常に満足し、安心されたようでした。また、その方が経営する会社と顧問契約を締結して、所有不動産の活用に関するご相談などにも対応させていただきました。数年後に、その方は息を引き取られましたが、遺言執行も担当させていただき、ご家族に財産等を円満に承継することができました。
相続分野を取り組む際に大切にしていることは?
相続は、大切なご家族を亡くされた後に始まるため、精神的にきつい状況で対応しないといけないことも多いです。また、戸籍関係や財産関係の大量の資料の収集・整理など、どうしても時間がかかってしまいます。
そのため、御依頼者様が少しでも早く各種のストレスから解放されるよう、スピード感をもった解決を目指しています。
勿論、御依頼者様それぞれに事情は異なりますし、早期解決を希望される方もいらっしゃれば、腰を据えて徹底的にやりたいという考えの方もおられますので、一律に同じ対応をさせていただくことはできません。そのため、まずは各御依頼者様のご要望を把握して、適切な解決ができるよう取り組むことも意識しています。
なお、「生前対策・遺言書作成業務にかける思い」についてはこちらからご確認ください。
経歴 | 平成2年3月 | 京都府立北嵯峨高等学校 卒業 |
平成2年4月 | 京都大学法学部 入学 | |
平成6年 | 司法試験 合格 | |
平成7年3月 | 京都大学法学部 卒業 | |
平成7年4月 | 最高裁判所司法修習生(第49期) | |
平成9年4月 |
弁護士登録(大阪弁護士会) さくら法律事務所 入所 |
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平成15年4月 |
福岡県弁護士会へ登録換え 古賀・西村法律事務所 (現:古賀・花島法律事務所)入所 |
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平成18年10月 | 岡本綜合法律事務所 設立 |
資格 | 経営革新等支援機関(経済産業省認定) |
相続診断士 | |
宅地建物取引士 | |
家族信託専門士 | |
税理士 |
役職など | 平成19年~平成25年 | 境界問題解決センターふくおか 相談員 |
平成22年~平成26年 |
公益財団法人 交通事故紛争処理センター 嘱託弁護士(斡旋担当) |
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平成24年~平成25年 | 短期大学 非常勤講師(著作権法) | |
平成25年~令和元年 |
福岡県建設工事紛争審査会委員 (平成29年~令和元年 会長) |
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平成26年~ |
一般社団法人 相続診断協会 パートナー事務所 |
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平成26年~ |
一般社団法人日本不動産仲裁機構 法律委員 |
趣味
趣味として自慢できるようなものはありません。ありきたりですが,平日の夜は美味しい物を食べて,美味しいお酒を飲み,休日には旅行に出かけたり,本を読んだりして気分転換しています。
中学・高校時代に,司馬遼太郎の「項羽と劉邦」,吉川英治の「三国志」や陳舜臣など中国を題材にした歴史小説にはまり,大学1年生のときにバックパックを背負って,1ヶ月程中国をブラブラしました。神戸港から鑑真号という船で,上海に着き,そこからは行き当たりばったりで,北京,重慶,武漢,蘇州,杭州と回って,再び上海から神戸港へ鑑真号で帰国するというルートになりました。途中知り合った留学生とのご縁で大学の学生寮に泊めていただいたり,ドミトリーという大部屋に泊まりながら,筆談だけで過ごしました。当時,天安門事件から1年半しか経たない時期で,外国人旅行客も少なく,そのため,現地の方々にも親切にしていただきました。今では,このような旅行をとてもする自信はありませんが,これが初めての海外旅行でした。
ご挨拶
大学2年生のときに,検察官の話を聞く機会に恵まれ,そのときの「検察官の仕事は,自分の力で真実が何かを追及し,誰に気兼ねすることもなく巨悪を取り締まるやりがいのある仕事である」という言葉に感激し,検察官を目指して司法試験の勉強を始めました。
無事に司法試験に合格し,司法修習で検察官,裁判官,弁護士の仕事に触れ,生の事件に接する中で,自分の意思で,活動的に自由に行動でき,また問題に直面した人に寄り添った活動ができるのは弁護士だと感じて,弁護士の道に進むことにしました。
弁護士業務の中で,多くの人と接する中で,人の思いの数だけ,異なる「真実」が存在すると感じるようになりました。弁護士の仕事は,依頼者,相談者の思いを酌み取り,その方にとっての「真実」またはそれに近いものを実現する仕事であると考えて,日々の業務に取り組んでいます。
また,紛争を抱えることは,誰しも苦しく,辛いものです。そのような苦しみ,不安,ストレスから,少しでも早く解放され,再び幸せな日常生活を取り戻せるために力になれるよう心掛けています。
そして,更に進んで,そもそも平穏な日常生活が破壊されるような無用なトラブルに巻き込まれることなく暮らしていけることが,多くの人の本当の希望であると思います。しかしながら,現状の生活の中で,何も困っていない人が,事前のトラブル予防対策の必要性を感じることなどないというのが実情です。そこで,私は,この社会からトラブルをなくし,多くの人が幸せな人生を送れる社会にしていくためにも,トラブルを未然に防ぐ対策の必要性を多くの人に知っていただく必要があると感じております。そのためにもトラブルを抱えた人が,事務所に相談にお越しになるのを待つのではなく,セミナー等を通じて,多くの方々に事前対策の必要性を知っていただくけるよう積極的に情報発信にも努めていきたいと考えています。
福岡で活動する理由:福岡への思いはこちらから
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