遺言Q&A

2023年04月27日

口約束で「財産をあげる」という遺言は有効なの?

Q 私の父は5年前に他界しており,母は今年亡くなりました。両親の子は私と弟の2人でしたが,弟は母より先に亡くなっています。弟には,息子(私にとっては甥)がいますので,母の相続人は私と甥になります。私は母の近所に住み,長年面倒を見てきたのですが,弟は遠方に引っ越したことで母とは疎遠となっていたため,甥と母はほとんど交流が... 続きはこちら≫

2021年07月16日

遺言書で妻に「全財産」を相続させることは出来るのか?

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Q.私には,妻と二人の子供がいます。妻は長年に渡って,私を支えてくれました。一方,子供は二人とも東京にいったきり,疎遠になっております。私としては,妻が今までどおり安心して生活ができるように,妻に私の全ての財産をあげたいのですが,そうすることはできるのでしょうか?気をつけることなどあれば,教えて下さい。 A.一番重要か... 続きはこちら≫

2021年03月26日

預貯金の遺贈があった場合、どのように遺言執行を行う必要がありますか?

Q.私の名前は丙といいます。私の父甲は,遺言書を残して死亡しました。甲の相続人は,別居中の妻乙と子が私丙です。遺言書には,「甲の預貯金のうち,X銀行の預金を,死亡直前まで同居していたAに遺贈する,遺言執行者を弁護士Bとする」と書かれていました。遺言執行者は,預貯金が遺贈された場合,どのようなことをするのでしょうか?また... 続きはこちら≫

2021年03月17日

遺言書の開封方法とは?遺言の検認を弁護士に依頼しましょう!

Q.私(X)の父が先日亡くなりました。父の相続人は,妻(母),子が私と妹(Y)がいます。私と母は父の生前に同居していたのですが,妹は東京に行ったきりで,交流は20年以上断絶しております。先日私が父の遺品整理をしていると,父の管理していた仏壇から,「遺言」と書かれた封書を発見しました。この封書を開けて見たところ,「全財産... 続きはこちら≫

2021年01月19日

遺言の書き直しはできますか?

Q.私は,以前,Xにお世話になったこともあり,「自分の遺産のうち,赤坂の土地をXに遺贈する。」といった内容の遺言を作成しました。しかし,その後,Xは,私のことを侮辱したり,無礼な態度をとったりするようになりました。そこで,赤坂の土地をXに遺贈することをやめたいのですが,この場合,遺言の書き直しをすることはできるのでしょ... 続きはこちら≫

2020年02月26日

令和2年4月1日から施行される配偶者居住権について

Q 令和2年4月1日から施行される配偶者居住権について,遺言書の書き方を教えてください。 A 配偶者居住権の一般的な内容については,次のページをご覧ください。 配偶者居住権とは?>> 配偶者居住権は,①相続人による遺産分割協議,②被相続人の遺言,③家庭裁判所の審判によって設定されることになります(このほか,死因贈与契約... 続きはこちら≫

2019年06月11日

遺言書の内容が不明確な場合、この遺言の効力はどうなりますか?

Q.遺言書の内容が不明確である場合,どのように扱われますか? A.遺言書の内容が不明確である場合,その遺言が,どのようなことを書いているのか,その意味を解釈しなければいけませんが,残念ながらその遺言が無効になってしまう可能性があります。 遺言の解釈について,最高裁判所は,「意思表示の内容は当事者の真意を合理的に探究し,... 続きはこちら≫

2019年05月28日

遺言を書き直すことはできますか?

Q.私は、私が所有している福岡市内の不動産を長男に相続させようと思い,そのような内容の遺言書を作成したのですが、その後,長男が転勤で海外に長期間滞在することになってしまい,管理が難しいため、最近は、福岡市内に居住している長女にこの不動産を相続させたいと考えています。この場合,以前に書いた遺言を書き直すことはできますか?... 続きはこちら≫

2019年05月14日

遺言を書く時に注意すべき”遺留分”とは何ですか?

Q.遺言書を作成する際に,遺留分に気を付けなさいとアドバイスを受けたのですが,遺留分って何ですか?また,具体的に遺留分のことをどのように気を付けておいた方がよいのでしょうか? A.遺留分とは,被相続人の相続財産について,相続人のために,一定割合の財産を確保することができるように保障する制度です。 ただし,全ての相続人に... 続きはこちら≫

2019年05月14日

遺言が無効になる場合とはどのような場合でしょうか?

Q.遺言書を作成しようと思うのですが、遺言は法律で決められた要件を満たさないと無効になると聞いたのですが、どのような場合に無効になるのでしょうか?無効とされる遺言書の例を教えてください。 A.民法で定める遺言書としての方式に従わない遺言書は無効になります(民法960条)。 「自筆証書遺言」は,遺言者が,その全文,日付及... 続きはこちら≫

 

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この記事の監修者

監修者:弁護士・税理士 岡本成史

【専門分野】

相続、不動産、企業法務

 

【経歴】

平成6年に、京都大学法学部在学中に司法試験合格。平成9年に弁護士登録後、大阪の法律事務所勤務を経て、平成18年10月に司法修習の配属地でもあった福岡で岡本綜合法律事務所を設立。

 

平成27年に相続診断士を取得し、相続の生前対策に積極的に取り組む。また、平成29年には宅地建物取引士(宅建)、平成30年には家族信託専門士、税理士の資格を取得・登録。不動産や資産税・相続税にも強い福岡の弁護士として活動している。

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